保育園では、ちょこちょこお散歩に行きます。
散歩を日課にしている保育園もあれば、週に数回公園などに行く日を設けている園もあったりして、そのペースや場所についてはさまざまです。
私が働いている保育園では、未満児はほぼ毎日散歩をしています。
散歩にはいろいろな誘惑がありますし、危険も多いので、園内にいるときよりもさらにさまざまなことに気を配らなければなりません。
ひとつは「はぐれないようにすること」。
未満児は乳母車に乗せて散歩に行くことが多いので、乳母車に乗っている間はほとんどはぐれてしまうということはないのですが、公園などで一度好きに遊ばせてあげると、いつの間にか集団か離れてしまう子がいるので大変なんです。
本人ははぐれようとしてどこかに行ってしまうわけではなく、草花や遊具などに夢中になって遊んでいるうちに、いつの間にか輪から離れていってしまうので、余計に探すのが大変。
常に人数を指さし確認しながら、子供たちを遊ばせています。
次に、転倒などでケガをすることがないように気をつけることも重要です。
転倒を予測することはできないので、転んでしまうときはもちろんあるのですが、転んでも大きな怪我に発展することのないような場所で遊ばせる、歩かせるということは常に意識しています。
未満児は特に、長ズボンを履かせてきてもらえると、転んでしまっても怪我をしにくいので助かります。
それでも転倒するときはありますので、すぐに怪我ないか確認をして、擦り傷などをつくっていたら、すぐに消毒ができるように簡単な救急セットも持参して散歩します。
消毒をしたり、バンドエイドを貼ってあげるだけで、子どもはとても安心するようで、痛い痛いと泣きわめいていても、バンドエイドを貼ったとたんに落ち着く子が多いんです。
そのため、バンドエイドは常にエプロンのポケットにいれています。
以上児の散歩になると、自由に動き回る事ができる分、よけいにケガには気をつけないといけないときがあります。
転びそうになっても自分で対処することができるし、未満児よりも手がかからないことも多いのですが、ケガをしてしまうときは大きなケガになってしまう、ということが未満児よりも考えられるので、あまり無理のある遊びをしないように常に気をつけていなければなりません。
散歩には危険が多いですが、子供たちが大好きなので、常により安全に散歩ができる環境をつくっていてあげたいですね。