避難訓練をしました
この間、保育園で避難訓練をしました。
避難訓練は毎月行っていて、毎回真剣に子供たちと取り組みます。
東日本大震災があったことから、地震を想定した避難訓練も頻繁に行います。
地震があったらまず机の下に隠れて、揺れが落ち着いたら外に出る。
私が働いている保育園は津波などの心配はありませんので、
高台に避難するような訓練は行いませんが、海沿いの保育園では
こういった訓練も頻繁に行っていて、実際に高台に避難し、
何分で予定の場所まで到着することができるか、ということを
計測するなど、かなりしっかりと訓練しているようです。
参考サイト:避難訓練
地震の際の避難訓練ももちろんですが、
変質者や不審者が出たと想定しての避難訓練も行います。
うちの保育園は比較的治安のよいほうですが、
やはり不審者らしき人物が出没することもままあるため、
男性の保育士にサングラスやマスクを装着していただき、
保育園に不法侵入してきたという設定で不審者を演じていただきます。
この避難訓練はたまにしか行わないのですが、
毎回年少児で泣いてしまう子がいるくらい真剣です。
実際に起こった時を考える
最近はいつどんな事件が起こるかわからない時代になりましたよね。
不審者はもちろんですが、自然災害も、どんどん大きくなってしまって、
いつ何が起こるか本当にわからない。
けれど、そんな中でも冷静に対応し、園児たちの安全を
守らなければなりませんので、避難訓練のときは保育士も真剣です。
同僚の保育士と食事をする機会などがあれば、緊急地の対応について
語り合うこともしばしば。
私が住んでいる地域は、都内まで1時間以の通勤時間をかけている
保護者の方もとても多く、東日本大震災のときには、保護者がその日
自宅に戻るこどができず、家族に会うことができなかった園児も
数人いたそうです。
「もしものことがあったらここへ」という連絡先を聞いているので、
その緊急連絡先に連絡をし、園児の引取りをお願いしましたが、
余震の続く中親御さんに会うことのできなかった子たちには、
かなりのトラウマが残ってしまったといいます。
けれど、緊急連絡先に預けざるを得なかったとしても、
子供たちの安全を守れたということは非常に素晴らしいことですし、
今後どんな災害や事件が起こっても子供たちの安全を死守するというのは、
私達保育士の重要な仕事。
避難訓練はもちろんですが、今後も非常時の対応については
勉強を続けて、いざというときに備えなければと思っています。
幸い子供たちも、毎回真剣に訓練してくれているので、
きっと非常にも冷静に、迅速に対応できるのではないでしょうか。