モンペな奥様

モンスターペアレント

「モンスターペアレント」という言葉が少し前から認識されつつありますね。

一言で言ってしまうと「過保護な保護者」ということになるのかな、
と思いますが、うちの保育園にもモンペ気味の保護者の方が何人かいらっしゃり、
困惑することがあります。

さほどひどくないけれど、困ってしまうなと思うのは、
「けんか両成敗」という気持ちになれない保護者の方。

園児同士がケンカになってしまい、片方の子が叩いてしまったときに、
どうしても叩いてしまったほうが悪者になってしまいます。
もちろん暴力はいけないのですが、言葉の暴力も暴力なんですよね。

叩いてしまった園児にとって、どうしても許せないことを
言ってしまった園児にも問題があると思いますし、そもそもケンカというのは
どちらが悪くて始まった、ということって保育園の中では少ないものです。

大ケガなどの問題に発展しない限りは、
あまり大事にする必要はないというのが私の見解です。

けれど、叩かれてしまった親御さんは
「叩いた力が強いとか強くないとか、ケガをしたとかしないとか、
そういうことが問題ではない。叩いたことでケガをしてしまうことだって
あるのだから、叩いたという事実が問題だ」とおっしゃいます。

理屈ではもちろんそうなのですが、小さい子供は思うように
言葉を出すことができないので、あまりひどいことを言われてしまうと、
突き飛ばしてしまったり、叩いてしまったりということもあると思うんです。

このように、叩いてしまったいきさつではなく、
「叩いた事実」だけにこだわって、「うちのこは被害者」という感覚で
話されてしまうと、とても困ってしまいます。

参考サイト:【本当にあった驚愕のクレーム】モンスターペアレントのありえない事例集[定期更新]

困ったこと

そのほか、「うちの子は◯◯なので、◯◯で接してください」など、
保育に対していろいろな注文をつける保護者の方にも困ってしまうことがあります。

人クラスの園児は20名以上いますので、その保護者がそれぞれ
保育に関する注文をつけていては、保育士は保育しきれません。

自分の子供をしっかりと保育してほしいという気持ちはわかるのですが、
保護者の方が望むような保育をしてほしいのであれば、ベビーシッターなどを
雇われたほうがよいのではないかな、と思ってしまうことも。

大問題に発展してしまうようなモンペの保護者にはまだ会ったことが
ありませんが、今後出現する可能性もあると思いますので、今から先が
思いやられてしまいます。