保育士にとって花粉症はつらい
春先の大きな悩みとなるのが花粉症です。
花粉症の時期になる前には早めに予防のための注射を打ってもらうようにしているのですが、それでも完全に防げるというわけではなく鼻がむずむずと痒くなったり、くしゃみや涙が止まらなくなってしまうこともよくあります。
同じ保育園で勤務をする保育士さんの中にも同じように花粉症で悩む人たちが多いので毎年の花粉予想を見ては戦々恐々としています。
つらいのが花粉症とは無縁の子供たちが春先の暖かい時期には外に出て遊びたがるということで、そうなった場合に自分の症状をたてに子供を留めることができなかったりします。
また花粉症予防や鼻水が垂れるのを予防するためにマスクをしていると「子供に表情を見せないと不安がられる」といった理由でできるだけ取るように言われるのもまたつらいところです。
私の経験的には、その保育園の園長先生が花粉症であるかどうかで職員の保育士さんへの花粉症対策の優しさはかなり変わってくるように思います。
増えてきている子供の花粉症
保育士にとってもつらい花粉症ですが、最近では子供のうちからそれらしい症状を見せる園児たちも増えてきているのが気になります。
最近はアレルギー体質の子供が増えてきているということを強く感じているのですが、同じアレルギー源により発症する花粉症もまた増加する傾向にあるようです。
ただ子供のうちから発症する花粉症は大人になってからのものとは少し様子が違うようで、自分の症状を基準にして考えていると子供の花粉症を見逃してしまうことにもなってしまいます。
子供の花粉症の症状としてよくあるのが鼻づまりで、大人のようにどばーっと鼻水が出てくるということがなく苦しそうに口で呼吸をするようになります。
また鼻水が出るとしても大人のように透明な鼻水ではなくもっと風邪の治りかけのような粘度の高い鼻水が出てしまいます。
それと一番つらそうになるのが目のかゆみで、花粉症の症状として最初に目を痒そうにこするといったことが挙げられます。
大人になってから花粉症になるときにはある程度周囲から情報を得てから自分の症状を判断できますが、子供の場合は自分がどうしてそうした症状になるのかがわからず周囲も発見できないということもあったりします。
早めに発見して花粉から逃げるようにすれば症状を軽いままおさえることもできるので、そうした発見ができるかどうかも保育士としての大事な仕事になってきます。
少しでも花粉症の症状をおさえるには
子供の花粉症は年々増加傾向にあり、また一度発症をしてしまうと以後完全に治ることはまずないので、できるだけ発症時期を遅らせていくことが重要になってきます。
花粉症にならないための最大の対策は花粉にできるだけ触れないようにすることに尽きます。
花粉が多く飛散する時期にはできるだけ外出をしないようにするとともに、室内に入るときにはうがいと手洗いをしっかりするようにして体についた花粉を早めに落とすようにします。
また最近は空気清浄機もかなり優秀なものが多く、室内の花粉をキレイに取り除いてくれたりします。
子供の場合にはちょっと難しいですが、春先には天気予報をよくみるようにして花粉が多そうな場所にはいかないようにしましょう。