欲を言えばもうちょっと頂きたい

保育士の仕事というのは、お給料が安いことで知られていますよね。
重労働であるにも関わらず、給与がそれにともなっていないので、これが保育士不足の大きな原因になっているともいわれています。

実際に私の大学時代(保育科)の同級生は、保育士の資格を習得しているけれど、賃金が低いということから別の仕事をしています。
彼女は現在IT関連の仕事をしていますが、「いつかは保育士として子どもと向き合う仕事がしたいと思っているけれど、今バリバリ働けるうちは、収入のよい仕事で稼げるだけ稼いでおきたい」といっています。

先日その友達が出産したので出産祝いを送ったのですが、お祝い以上のきちんとした内祝いを頂いてしまいました。こういうタイプのしっかりしたカタログギフトです。
出産内祝いギフト|カタログギフトのマイプレシャス
多分お祝いをくれた人全員にカタログギフトを渡してるんだと思いますが、それだけ経済的に余裕があって、それだけお祝いをくれる知り合いが多いんだ、と思うと自分の懐具合にちょっとがっかりします。

保育士の賃金が低いのは、各保育園の運営費を国が予算決めをしていて、その予算が低いために賃金も低くなってしまうためです。
国は、介護系にはたくさんの予算を出すのに、保育系の予算についてはすごく財布の紐が硬いといわれています。
正規雇用の保育士でも、賃金はかなり低いと思われますが、臨時保育士よりはまだ安定した収入になっているはずです。
臨時保育士の収入となると、自活していくのが厳しのではと思われるほど低いこともあるのだとか。

保育士の仕事内容は本当にハードなので、仕事内容と給料は全然合っていないなと思うことが多々あります。
園児の保育だけでもかなりの重労働ですが、園によっては離乳食のメニューまで決めなければならないところもありますし、ほかの記事でも触れた、たくさんの書類の作成は整理なども仕事。
早番と遅番があっても、早番で定時で帰れることなんてほとんどありませんし、帰ってからも発表会の小物や書類作成などで仕事に追われています。
それなのに、年収が.300万円を超えている人はほとんどいないのではないかと思うほどです。

公立の保育園になると、保育士でも公務員になりますので、長く働き続けることで、最終的にはかなりの収入になることもありますが、私立の認可保育園は、本当に賃金が低いと思われます。
無認可の保育園のほうが、保育料が高い分給与も高くなるかもしれませんね。

保育士不足が深刻化すると、経済的にも影響を及ぼしてくると思われますので、保育士が働きやすい環境をつくるのは必須だと思います。
そのためにはまず賃金を上げること。
保育士の資格を持っている人はたくさんいらっしゃるのですから、その人達がみんな保育士として働きたいと思うような賃金を出せる環境を一日も早く整えてほしいと切に願います。
もちろん、既存の保育士である私のお給料もアップしてほしいですが(笑)。