書類が大変

保育士は、園児のお世話をすることがメインの仕事になるので、事務処理のようなものがほとんどないような印象がありますが、実は保育士ってとても書類が多い仕事なんですよ。
この作成や整理がすごく大変なんです。

まず、園だよりの作成。
園だよりは、保育園全体の園だよりと、各クラスの園だよりを2種類、毎月必ず作成しなければならないので、これがとても大変です。
園の行事をピックアップし、その月のコラムを書き、お誕生日の園児のピックアップなど、かなり盛りだくさんの内容になります。

次に、給食のメニュー作成。
毎月、毎日の給食メニューを作成して保護者の方に配布します。
これは保護者の方がとても重要にしているプリントになるので、きちんと作成しなければなりません。
中には保育士がメニューを考える園もあるようなので、そうなるとさらに大変ですよね。

その他にも、周知事項のプリントをつくったり、配布する書類だけでもかなりのものになりますが、その他今度は報告書などをたくさん作成しなければならないのです。
この報告書を作成、提出、管理するのも本当に大変で、机の周りが紙だらけになってしまいます。

また、各園児の情報が記載されている書類の管理もあります。
アレルギーや子供の特徴、保護者の連絡先などを細かく書いてある書類を毎年度更新しなければなりません。
そのほか、年長児の場合は、その年長児の特徴を書いた書類を作成し、園児が入学する小学校に提出しなければならないので、その作成や管理にも追われます。

この年長児の特徴を書いた書類については、存在自体を知らない保護者の方が多いようですが、どの保育園でも行っていると思われます。
また希望者はその書類を見せていただくこともできますので、興味のある方は保育士に問い合わせてみるとよいと思いますよ。
その書類をもとに、小学校の先生が教育プランなどを立てるようですので、とても重要な書類です。

このように、さまざまな書類の作成や管理、整理をしなければならない保育士の仕事は、本当に多岐に渡ります。
書類作成などについては、保育時間中は行うことができないので、業務後や自宅に帰宅してから作業をしなければならないことも多く、24時間仕事のことが頭から離れないほど。
けれど、園児たちの笑顔を見ていると、この苦労も少しまぎらう気がするのが不思議です。
私は根っから子どもが好きなのかもしれません。そんな子供たちのために、今日も書類作成に追われる私なのでした。